2023年12月24日 朝礼拝『この命は人の光であった』大賀幸一牧師

イザヤ書 62章6-7、10-12節 ヨハネによる福音書 1章1-14節

  

ヨハネ福音書が伝えるクリスマス。初めに言葉があった、から始まるお話です。言は神様と共に、最初からありました。世界はこの言(葉)から生れた、始まったと言われています。そして言(葉)は一つの命でもありました。言葉は生きているのです。それが神様と共にある言(葉)です。一つの命である言(葉)は、人間を照らす光でもあります。この光は暗闇の中に輝いているのです。暗闇とは、人間世界のことを意味しています。人間世界がどんなに暗くても、この命、この光、この言葉が暗闇の中に輝いています。この言葉は、神様と共にあり、神様の声を私たちに聞かせてくれます。神様の思いを、神様の愛を私たちに伝えてくださるのです。すべての人間を照らすため、暗闇を照らす光であるこの言葉ですが、しかし10節には、世は言を認めなかった。11節にも、自分の民は言を受け入れないかった、と書かれています。拒絶、否定、批判が起こっているのです。最初から神様と共にあった言(葉)、それはもちろん、イエス・キリストです。この世界を、すべての人を照らすために、神様の声として、神様の愛として、神様と人間世界をつなぎ合わせるために生まれたイエス様です。しかし人間たちはイエス様を拒絶しました。それで終わりではありません。この拒絶の中でも、何故かイエス様を信じる者たちが生まれたのです。それは人間の力ではなく、神様がなさってくださった救いの業です。神様によって生まれた人々があるのです。神様と人間たちはつながっています。イエス様を讃えましょう。