2023年8月6日 朝礼拝『悪を持って悪に報いることなく』大賀幸一牧師

出エジプト記22:20-26 ローマの信徒への手紙12:9-21

私たちは平和を求め、平和に暮らすことを願い求めています。それは私たちが神様によって平和をすでに与えられているからです。まず私たち自身の霊において、心において平和を与えられているからです。私たちの霊も心も乱れ争い、平安がないなら、どうして私たちは平和に生きることできるでしょうか。しかし、私たちのイエス様、イエス・キリストは、既に私たちに永遠の平和を私たちの霊に、心に造り上げてくださっています。イエス様が御自分の血と肉を捧げて、霊的な世界、心の中に真の平和をもたらせてくださっています。それは聖霊を受けるなら、そしてイエス様を求めて祈るなら、イエス様が与えてくださる平和が私たちの霊の中に、心の中に満ちて来るのを感じるではありませんか。ですからローマ書は霊に燃えること、聖霊を受けて大いに慰められ、力を受けることを教え、主イエス様に、神様に仕え、信じて従うことを私たちに教えています。また希望をもって喜び、苦難を耐え、たゆまず祈ることを勧めてくださっています。神様の前に私たちが祈る時、私たちの心を開いて、心を素直にして神様の御声を聞こうという姿勢を取ります。たゆまず祈ることが、神様の前に心穏やかになる準備をし、イエス様の与える平和が、聖霊の働きが、神様の愛が、私たちの霊と心に真の平和を造り上げてくださっています。平和を求めるなら、私たちはまず神様に祈ることです。神様とイエス様が与えてくださる平和を感じることができるでしょう。復讐するは私のすること、私が報復する(申32:35)と引用されています。すべてを神様に委ねなさい、ということです。私たちが自分たちで争うのではなく、神様の御手にすべてを委ねなさいと求めています。神様に委ねるとは、自分の責任を放棄し、神様に責任転嫁することではありません。神様の愛と御言葉を信じて、神様と共に生きることです。私たちもすべての人と平和に過ごしたいと願います。私たちはこのことを願い祈り、平和を求めて歩みましょう。