2023年2月19日 朝礼拝『あなたがたの手でパンを』大賀幸一牧師

イザヤ書41:8-16 ルカによる福音書9:10-17

  私たちは、5000人の人間を食べさせるということを考えたことがあるでしょうか?しかし、イエス様にはあるのです。そして神様にもあるのです。5000人どころか、現在地球上の人口は80億人を超えました。毎日、80億人の人間を養う、食べさせることがどれだけ大変なことか、私たちには想像することができません。しかし神様は毎日これを行っているのです。神様がこの世界を支えているのです。この世界を保っているのです。人間たちが毎日食べて、生きて行けるのは、それを支えるちゃんとしたシステム、つながりがあるからです。災害が起こるとそのことが分かります。私たちの日常生活が保たれているのは、ライフライン、流通、交通、何重にも張り巡らされているつながりがあるからなのです。外界とのつながりが遮断されただけで、人々は生きることができなくなってしまいます。もちろん神様がこの世界を守っているのは、食べ物のことだけではありません。喜び、愛、希望、正義、平和、そして魂や霊的なこと。あらゆる面で神様は、私たちを養い、私たちの世界を支えてくださっています。イエス様は5つのパン、2匹の魚を持って、神様に感謝し、祝福して、それらを分けて、弟子たちを通して5000人の人々に、100個の50人のグループそれぞれに、分け与えてくださいました。たったそれだけですが、人々は皆満足しました。イエス様の分け与えてくださったのは、パンと魚だけではありません。いつものように私たちの世界は、神様によって守られ、保たれ、養われています。改めてイエス様は、人々をその愛で、その霊で、その知恵で養ってくださいました。イエス様の弟子たちは、このイエス様、神様が分け与えてくださるこの命の糧を届ける、配るという使命があるのです。私たちの手で、イエス様の裂いて分けてくださる命のパンを届けて、配るのです。誰もが神様の恵みを受けて満足し、生きて行くためです。