2021年7月11日 朝礼拝『天の父の御心を行う者』大賀幸一牧師

エレミヤ書7:1-7 マタイによる福音書7:15:29

  今日のマタイ福音書では水害が取り上げられています。“雨が降り、川が溢れ、風が吹いてその家を襲った。その家は倒れて、倒れ方がひどかった”何故ならその家は砂の上に建てられていたからです。しかし砂の上だと最初から分かっていたのに、大切な家を建てる人があるでしょうか。原因は、砂の上に建てていることを知らなかった、ということではないでしょうか。イエス様が教えられている様に、岩の上に家を建てるなら、何が襲って来ようとも恐れることはありません。しかし私たちは自分たちが砂の上に家を建てていることに気づいていないから、水が襲って来た時はもう遅いのです。その前に気づかなければならないのです。毎日たくさんの情報があふれ、またコロナ禍の中で必要以上に不安が多く、何が正しいことなのかが見えない時です。こうした時に表れるのが、偽預言者だとイエス様は私たちに注意を促しています。預言者が本物なのか、偽物なのか、私たちはどのように判断したらよいのでしょうか?イエス様はこう教えています。すべての良い木は良い実を結ぶ、悪い木は悪い実を結ぶ。あなたがたは、その実をもって見分けなさい、と。イエス様がこうおっしゃるのは、偽物かどうかは、すぐさま見分けることが出来ないからです。しかしその実りがすべてを明らかにしてくれるでしょう。これからも雨が降り川が溢れ風が吹き付け襲ってくるでしょう。イエス様は、私の言葉を聞いて行い、岩の上に家を建てなさい、と求めています。私たちに必要なのはやはり神様のみ言葉をまず聞くことです。御言葉を聴いて、良い木を選ぶこと。悪い木を捨てること。砂の上に家を建てないことです。命のために。神様のみ言葉を聞いて、生きること、これが主なる神様の御心を行う道です。