2017年11月26日 朝礼拝 『御目を注いでください』大賀幸一牧師

列王記上 8:27-32、マルコ 10:17-31

1.神様は地上にお住まいになるでしょうか? 
 エルサレムに神殿が建てられた時代のお話です。神様に許されて神殿を建てたのはソロモン王でした。その父ダビデ王は、神殿建設を神様に願い続けましたが、神様はお許しにならず、あなたの子孫が神殿を建てるとされました。ソロモン王は約束通り神殿を建てて神様に献げました。その時にソロモン王は神様に祈りました。天の神様は地上にお住まいになるでしょうか。人間が作った物の中に神様がお住まいになるでしょうか。私たちの神様は、太陽でも月でも星でもありません。人間が作ったどんなものも神様がお住まいになるところではありません。神様は人間に住まいを作ってもらう必要などないからです。

2.御目を注いでください 
 それでは何故神様はソロモン王に神殿を建てることを許されたのでしょうか?ソロモン王は、神様が神殿を作ることを許されたのは、神様の名前をここに置かれるためだと言っています。そして、神様の御目がいつもソロモン王たちの献げた神殿に向けられるために、神殿は建てられたのです。神様がいつも人間たちを見つめるために御目が神殿に注がれています。人間が何か悪いことをしないかと神様の目が注がれているのではありません。神様は人間たちを愛しているので、人間たちの事をいつも見ていたいのです。見守っていたいのです。応援しているのです。それだけではありません。神様の耳もこの神殿に向けられています。人間たちが語ること、話すことも、全て神様に聞こえています。人間たちの声を聞くために、神殿は建てられました。最初はエルサレムにしか神殿はありませんでしたが、イエス様が来られてから、世界中に神様の神殿、神様の教会は建てられています。神様が世界中の人々の事を見守り、声を聞くためです。ここで私たちが話すことは、神様に向けて話すことです。ここでわたしたちが行う事は、神様に見てもらっています。神様は私たちの事を良く知っています。私たちの事を良く見ています。私たちの事を良く聞いてくださいます。神様に何も隠すことはありません。全部神様は知っているからです。そして神様は私たちを愛し、私たちを赦してくださいます。何故なら神様は私たちの事を全部知っているからです。私たちはここで、神様と話しましょう。神様に見てもらいましょう。神様に愛してもらいましょう。